キヤノンは、灰色買収
キヤノンによる東芝メディカルシステムズ(現・キヤノンメディカルシステムズ)の買収は、
その手法(「灰色買収」と呼ばれた)
キヤノンの東芝メディカルシステムズ(現・キヤノンメディカルシステムズ)の買収は、高額な買収金額やその後の業績推移から、「悪い(芳しくない)」との評価や課題を指摘する声が多い状況
「灰色買収」と公取委の注意: キヤノンは公取委の審査完了前に東芝メディカルを子会社化し、その後で株式を取得するという手法を用いました。これは形式的には審査対象外でしたが、実質的な企業結合であり、競争法の手続きを潜脱(脱法)するような手法として公取委から「注意」を受けました。
競争相手(富士フイルム)の反発: 東芝メディカルの売却を巡っては富士フイルムホールディングスも買収に名乗りを上げており、キヤノンの手法に対して「不公正」と憤慨し、東芝に質問状を送るなど強く反発しました。
EUからの制裁金: この買収に関連し、欧州委員会(EC)はキヤノンに対し、競争法違反で約2800万ユーロ(当時のレートで約34億円)の制裁金を科しました。キヤノンはこれを不服として訴訟を起こしましたが、EU一般裁判所はECの判断を支持し、訴えを退けています。